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過去を学び、新しい知識を得ること。

2024年残すところ、数時間となりました。ITクラブは、2024年は新しいテクノロジーを積極的に取り入れました。生成AIとGoogle workspace を中心に、「日々の生活や仕事を、ITテクノロジーを道具として使って、生産力を上げる。」ことをテーマに活動していました。 一方で、北九州市では、美術館や門司駅遺構を巡って、様々な議論が繰り広げられました。ITクラブとして、どちらを支持するという意見は、あえて述べませんが、古い言葉で「温故知新」と言われるように、「過去を学び、新しい知識を得ること。」は、とても大切なので、私の経験をご紹介させていただきます。 出展:東広島市公式チャンネルより 以前、仕事で大変お世話になりました、広島杜氏組合組合長の石川達也氏の講演です。石川氏とは、仕事の取引だったり、成分分析、技術普及について、大変お世話になりました。当時、竹鶴酒造の杜氏をされていた頃、石川氏の思想、ご経験を色々と教えていただいたなかで、大変印象に受けたのは、伝統を重んじた中で、新しいことに挑戦することです。それは、決して新しいものに作り替えるのではなく、伝統を尊重し、その息吹を盛り込みながら、酒造りをすることです。 本講演では、広島杜氏組合組合長の石川達也氏が、伝統的な酒造りの本質と、広島の酒造りの歴史における三浦千三郎氏の功績について語っています。 石川氏はまず、 伝統とは単に古いものを指すのではなく、 「普遍性を持つもの」 だと定義します 。つまり、 いつの時代にも通用する価値を持つものだけが伝統と呼べるという考え方 です。酒造りの世界では、江戸時代末期までに伝統的な酒造りがほぼ完成し、その技術は普遍的な価値を持つと石川氏は考えています。 その上で、石川氏は明治時代以降の酒造りの変化について言及します。明治維新による酒株制度の廃止は、新規参入者を増やし、酒造りの技術レベルを低下させました。また、西洋化を目指す社会風潮の中で、伝統的な酒造りは軽視される傾向にありました。 このような状況の中で、三浦千三郎氏は広島の酒造りを大きく発展させました。三浦氏は、徹底した基本の大切さを説き、灘・伏見とは異なる、淡色で甘みのある酒造りを確立しました。これは、当時の全国的な品評会で高い評価を受け、広島の酒の地位向上に大きく貢献しました。 しかし、三浦氏の成功は、皮肉にも伝統的な酒...

データは冷静に見てみましょう(事例:北九州市X会議)

気付けば、2024年もあっという間に過ぎ去り、残すところ3日となりました。 今年は、能登半島地震に始まり、羽田空港航空機事故、小倉北区の鳥町商店街火災と、天災から事故、火災と、災いからスタートしました。被害にあわれた方の、一日も早い復興をお祈りするとともに、自分で努力して支援できることは、継続する所存です。 このようなご時世でも、決して悲観せず、前向きに歩み続けないといけないと、改めて意識を改めた次第です。 さて、北九州市では、街を良くしていこうという想いのなか、様々な議論がなされている中で、「X会議」というものを事例に上げたいと思います。 X会議とは? →  X会議の資料 「北九州市では、基本構想等に基づいた行財政運営を将来にわたって着実に進め、未来への挑戦を続ける都市としての持続可能性を保ち、安心安定した生活環境を次世代に引き継ぐべく、令和5年度から市政変革の取組みを進めています。  令和6年度より、市役所各部局における市政変革の取組みを報告・討議する「X会議(市政変革会議)」を開催します。本会議は、検討過程の「見える化」を図るため、公開で行います。また、自治体における経営改革や検討テーマ等に知見のある有識者から助言を得ながら進めていきます。」 出展:北九州市役所「 ページ番号:000172699 更新日 : 2024年12月24日 」より 様々な議論が取り交わされているなかで、「第3回X会議(令和6年10月30日)資料4 「公共施設マネジメント」経営分析経過報告書(PDF形式:1,393KB)」を取り上げてみたいと思います。 Fig.1 これまでの公共施設マネジメント(H28~)・・供給者目線重視 出展: 北九州市ホームページより ここの 「結論」 と 「数字」 に着目したいと思います。 <結論> 市民1人あたりの施設保有量が多い中、何も対策を打たずに施設の建替えや改修を行うことは持続可能ではない。 <数字> ・市民1人あたりの施設保有量は政令市の中で最も多く、政令市平均の約1.5倍 ITクラブでは「事実、理論や数字を大切にする。」方針ですので、そこに倣って解析・解説してみたいと思います。 <ITクラブ的結論の解析> 保有施設の数を、市民一人あたりで割っているが、なぜ、そのような解析をしたのか? 一人当たりの施設保有数で解析した、パフォーマンスが評価さ...

【第四次産業革命】難しそうで、意外と大切なシンプルなこと。

こんばんは。ITクラブです。 第四次産業革命シリーズですが、今回はより身近な内容をご紹介します。北九州市は官営八幡製鉄所を出発点に、モノづくりの街として発展してきました。一方で、第四次産業革命は、ヨーロッパ、とくにドイツが起点となった、ものづくりアーキテクチャの革新でありますが、難しい概念もありつつ、実は、基本概念は、とてもシンプルです(ITクラブは、ここを大切にしております)。 Fig.1 Reference Architecture Model Industrie 4.0(RAMI4.0) 上記は、ドイツ政策 「Industrie 4.0」の基本構造である「Reference Architecture Model Industrie 4.0(RAMI4.0)」というモデル です。これは、とても難しいです。概念だけではなく、各レイヤー構成要素が、国際規格化されており、それを参照に、製品設計や、ビジネスモデルを勘案することが、要素です。 これにご興味があるかたは、別枠で、ご説明させていただきます(DMでご依頼ください)。 現在のビジネスにおいて、実は、Industrie 4.0 で提唱された概念は、簡単なところですでに浸透しております。 ↓これは、めちゃ参考になりますので、 ブックマークおススメ です https://www.keyence.co.jp/ss/general/manufacture-tips/industry.jsp 上記は、日本屈指の高利益企業のキーエンスのWebサイトからです。ここに記載のとおり、 「データを収集して、組み合わせて、経営や生産、サービスに活用する。」 ことが、実はとても大切なことです。 製造現場でもそうですが、普段の生活でデータを収集して活用されてないことは、実は90%程度にも上ります。最も身近なものは、Apple watch でバイタルデータを収集したり、iPhone で電子決済することです。ここで、自分が知らないところで、データが収集されております。 このデータを積み重ね、マーケティングに活かしているのが、現代ビジネスでは欠かせません。ITクラブでは、データ活用を重視しております。もっと簡単で実用的なデータ収集と活用のシンプルなITツールを作りますので、是非、ITクラブに遊びにきてください。

パソコンのディスプレイは要らなくなるかも

こんばんは。北九州ITクラブです。 久しぶりのBlog更新となります。 2024年11月、Appleは待望の 「M4」チップを搭載した新型Mac を発表しました。Appleシリコンとして第4世代となるM4は、前世代のM3から性能が大幅に向上し、特にAI・機械学習タスクに強化が施されています。M4チップは、最新の5nmプロセス技術で製造され、10コアCPU(高性能コア6つ、高効率コア4つ)と16コアのGPUを搭載。これにより、一般的な作業からグラフィック処理、ゲーム、3Dレンダリングまで、高いパフォーマンスを発揮します。また、ニューラルエンジンも強化され、AI処理速度は前世代比で最大2倍に向上。リアルタイムの音声認識や画像処理、生成AIの実行など、よりスムーズに行えるようになっています。さらに、メモリ帯域も拡大し、最大32GBの統合メモリをサポートすることで、マルチタスクや複雑なプロジェクトもスムーズに処理可能です。M4チップ搭載Macは、クリエイターやプロフェッショナルユーザーにとって強力なツールとなるでしょう。 実は、日本では未発売であるApple Vision Pro を使うと、なんとディスプレイが不要になります。Vison Pro は、まだまだ開発途中ですが、日本に投入されるときは、さらに洗練されていると思います。 Fig.1  大石結花 // Yuka Ohishi  YouTube チャンネルより抜粋 大石結花 // Yuka Ohishi氏のYouTubeに紹介されていますが、今までは思いもつかなかったことが、世界では、色々とすすんでいます。これは、AR(拡張現実)技術の一つです。 このような、最新のテクノロジーを普段の生活で実際に触れる機会は、少ないですが、現在はYouTubeなど、媒体や地域に限らず、世界中の情報を得られます。 このような情報は、意図して触れるように、意識していると、感覚はだんだんと研ぎ澄まされていきます。 いつかは、ITクラブでも拡張現実を取り入れた、遊びができるようになればと思います。面白いでしょ??

ニュースの読み方 ~ 一次情報が大切。見出しや記事に惑わされない ~

こんばんわ。夏休みも終わりに近づき、宿題や自由研究、読書感想文など、学生時代に慌てて終わらせていたことを思い出します。社会人では、9月の上期決算がきになり始める時期ですね。数字に追われていた昔を思い出します。きつかったですが、今となっては、数字を意識する良い経験だったと振り返ります(今だからこそ)。 さて、ITクラブではChatGPTを中心に、生成AIの活用方法をレクチャーしています。よく、生成AIに丸投げして、コピペで課題を提出して、すぐにバレてしまうことが、問題になったことが記憶にあります。しかし、安易にコピペした文書や考察は、すぐに見抜かれてしまいます。 それは、見る人が見れば、推敲された文書ではないからと判るからです。 それでは、普段の生活でどのように気をつければいいか?ちょっとだけ紹介します。 出展:Yahooニュース(8/24)より https://news.yahoo.co.jp/articles/ea60019b6951813a38f258e0e22f3877f6ab0971 上記ニュースでは、日本国内にて掲載されたニュースです。この記事では「古着をリユースするのは、エコロジーで、サスティナブルな社会を推進する。」といった程度のニュアンスでしか書かれてないです。確かに、内容はその通りです。地上資源でサーキュラーエコノミー構築を目指すことは、次世代に資する経済となります。 でも、 ことの本質は、さらに深いところにあり、それを知ることが大変重要 です。 出展:日経ビジネス(2023/12/23)より https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00122/121800209/ 出展:2024年3月28日 2:00 [会員限定記事] https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79593700Y4A320C2MM8000/ 記事については、このブログでは多くを語りませんが、本質は「ルールメイキングされ、日本政府は批准する。」という、シンプルなロジックです。 繊維産業におけるサステナビリティ推進等に関する議論の中間とりまとめ(経済産業省) 政府のこのような情報もよく読むことをお勧めします。 現在のユニクロやGU、しまむらのようなビジネスモデルは、極めて厳しい状況に置かれていることが容易にわかり...

AIアプリケーションの構築と運用を支援するプラットフォーム

こんにちは。お盆に入りましたが、昔は「暑さは彼岸まで」と言ってましたが、気候が涼しくなる兆候はなく、まだまだ、暑い日が続くと見込まれます。海水浴でも、涼しいと思われますが、太陽からの輻射熱は関係なく、身体に影響しますので、ご注意くださいね。 さて、なかなか暑く、外で羽を伸ばしづらいときは、生成AIで遊んでみるのもありかもです。ITクラブでは、 Difyというサービス を使い始めました。 Difyは、AIアプリケーションの構築と運用を支援するプラットフォームです。開発者や企業が、コードなしでカスタムAIアプリケーションを迅速に作成できるツールやインフラを提供します。主な機能には、AIモデルの統合、データ処理、自動化されたワークフロー、そしてユーザーインターフェースのカスタマイズが含まれます。これにより、AIを活用したソリューションを効率的に開発し、実際のビジネスに適用することが可能です。 このサービスは、Googleアカウントで登録が可能で、エントリーアカウントでも十分に使用できます。一番簡単なのは、ChatBOTです。 ITクラブのチャットボット をHPに埋め込みました。ChatBOTって結構難しそうなイメージでしたが、Difyでは、仕様要件さえ入力すれば、ものの数分でChatBOTができました。 めちゃ簡単でした。そして、このようにHPに埋め込んでいます。 こんな感じで、HPに埋め込んでます。埋め込んだところからチャットもできますが、別ウインドウで開くこともできます(いいね!ボタンの横のバナーより)。 最初のお問い合わせや疑問に関して、丁寧に答えます。AIが自動で応答するにしても、最初の要件設定は大切です。要件設定、めちゃ難しいと感じますが、Difyでは簡単です。正しく仕様を記述すれば大丈夫です。 ITクラブでやってみませんか?めちゃ簡単ですし、面白いです。今後はDifyを使って、ワークフローの自動化もやってみようかと思います。 【ITクラブHP】 北九州ITクラブ | IT教室 | 福岡県北九州市 (kitakyushu-itclub.org)  L  お問い合わせはコチラ

数学はどこで使うの?

こんにちは。学生さんは夏休みに入って、海や山、部活やイベントなど、楽しい計画がたくさんあると思います。ぜひ、今しかできない思い出を作ってください。 さて、小学生から大学生まで、学び続ける科目に「数学」があります。「数学なんて勉強して、いつ、使うんだよ!!」って感じられている方も多いと思います。実際、私もそうでした。私も社会に出て働き、20年以上経過しました。今、改めて「数学はとても重要である」と再認識しています。 ITクラブで学ぶ、プログラミングやDXも、数学的アプローチが重要になります。ITクラブでは、本気のプログラミングよりは、会話のような数学的ロジカル思考を経験する場所になりますので、かしこまることはありません(笑)しかし、世界の先端ビジネスでは、実は数学的なアプローチによって、基礎技術を確立するため、それを取り扱うにも、数学的な思考が大切になります。 Fig. 出展:Agilent Technologies社の資料より 上記は、 Agilent Technologies 社の解説書の冒頭に記載されています。アジレント?皆さん馴染みのない企業名だと思われていると思いますが、元社名は、ヒューレットパッカード(HP)です。世界的には最先端のテクノロジー企業で、本社はアメリカのApple本社の隣です。 書くと、長くなってしまうので割愛しますが、報道メディアでは「DX」「起業家」「ベンチャー」「起業」「スタートアップ」と表向きには持ち上げられてますが、世界の現実は、基礎的な学術アプローチでイノベーションされているともとらえられます。 私は決して数学が得意ではないです。なので、高校数学(数学1、Aとか)地道にやり直そうかなと、考えてます。ITクラブで一緒に数学を勉強する大人や子供も募集しますので、 お気軽にITクラブに来てみてください 。 次回は、第四次産業革命、ハノーバメッセなどの中身、少し具体的な話をしたいと思います。

超便利!Google Formで解答があったら、LINEとメールに通知する。

こんばんは。今回は、Google Form で応募があった際に、LINEと任意メールに自動通知するテクニックを紹介します。 イベントなどを開催するときは、運営側はLINEでグループを作って業務連絡して、イベント応募(集客)は Google Form を使うケースが多いと思います。Formに応募があった場合、通知されるのは、Google Form の所有者のみとなります。もし、グループにGmailでメール通知する場合は、Google有料契約がいります。 そこで、 LINE notify 無料機能を使って、応募内容を通知して共有する仕組み を作りました。 先ずは、 LINE notify にて、トークンを発行します。トークンは、任意のグループLINEを設定することができます。発行されたトークンは、忘れないようにメモ(おすすめは、 Google Keep )しておきましょう。 トークンを発行したら、対象のグループラインに「LINE notify を招待(メンバー追加)」します。LINE側の設定は、これだけです。 次は、対象の Google Form にて、Google App Script (GAS) を書いていきます。 Fig. 事例。Form右側の「スクリプトエディタ」で設定します。 スクリプトエディタが表示されますので、GASを書いていきます。書いた詳細内容については、割愛します。ここに、発行したトークンを埋め込んでいきます。 Fig.事例。難しそうですが、意外とそうでもないです。 さてさて、設定した内容で、実際にGoogle Formに応募があった場合、LINEにどのように通知されるでしょうか。 Fig.事例。グループLINEに通知された内容。 いかがでしょうか?めちゃ便利ですし、無料アカウントで、ちょっとの時間で生産性が改善されます。GAS詳細を知りたい方は、是非、 ITクラブで体験してみてください 。

【第四次産業革命】ハノーバ・メッセ 日本企業は周回遅れ??

こんにちは。北九州地区では豪雨でしたが、皆さま無事でございますでしょうか? 「第四次産業革命」シリーズですが、今回は、ハノーバ・メッセについて考察します。 https://www.hannovermesse.de/en/ 日本にいると「ハノーバ・メッセ??」と思われている方もいらっしゃいます。当然で、日本ではほぼ、報道されません。 ○○メッセと言えば、おなじみ、幕張メッセ。音楽イベントなど、日本では大規模なイベントが開催される場所でイメージされていると思います。 ハノーバメッセとは、 産業界の世界最大の見本市 です。 早速、Chat-GPTにて要約させてみると、以下のTopicsがありました。 開催期間と場所: 2024年4月22日から26日まで、ハノーバーで開催され、世界中から130,000人以上の来場者が参加しました​。 パートナー国: 今年のパートナー国はノルウェーで、「グリーン産業転換の先駆者」というテーマで、持続可能なエネルギーソリューションを展示しました​​。 主要テーマ: AIと機械学習、カーボンニュートラル生産、エネルギー産業、産業4.0、そして水素と燃料電池が主要テーマとなっています​​。 出展企業: シーメンス、ボッシュ、デロイト、シュナイダーエレクトリック、マイクロソフトなど、4,000社以上の企業が出展しました​。 オープニングセレモニー: ドイツのオラフ・ショルツ首相とノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相が開会式を行い、展示会の幕を開けました​​。 スタートアップ支援: 300以上のスタートアップ企業が参加し、投資家や産業界とのネットワーキングが活発に行われました​。 未来の働き方: 産業革命以来の急速な変化に対応するため、技術革新がどのように仕事環境を変えるかが議論されました​。 持続可能な生産: グリーンパクト目標に向け、500以上の企業が水素と燃料電池の提案を行いました​ ​。 国際的な交流: 150以上の国から300以上の経済・政治の代表団が参加し、技術革新と産業競争力の向上を目指した議論が行われました​​。 新技術のデモンストレーション: AIアルゴリズムのテストプラットフォーム、デジタル自動化、センサーソリューションなど、多様な技術が展示されました。 これらのポイントは、ハノーバメッセ2024がいかに多岐にわたるテーマと技術...

Google App Script を使ってWebのExcelデータを自動取得

こんばんわ。ITクラブ講師の光井です。 前回、北九州市Webサイトより表データの自動取得を、Google Spreadsheetの関数を使って自動化しました。その際、北九州市サーバーにあるExcelデータの取得は、関数ではできませんでした。それは、サーバーにあるファイルを一度、ダウンロードして変換しなければならないからです。 今回は、 Spreadsheetに埋め込める、Google App Script 機能を使って、自動化 を試みました。これは、言語としてはJAVAに近いものとのことです。 さらに、 Chat-GPT 4o と対話しながらコードを書いては修正して、自動化した 流れを紹介します。 北九州市の統計情報サイト では、上記のように、Excel方式でダウンロードできます。これを、自動でSpreadsheetに貼り付けて行きます。 こんな感じで会話がスタートします。まずは提案されたコードをそのまま書きます。でも、だいたいうまくいきません。そこで、エラー内容を対話で返していき、作りたいコードに近づけて行きます。 こんな感じで細かい指示までもらえるので、その通りにしていくと、成功しました(今回はGoogle Cloud API まで使いましたが、この辺も指示通りで)。 成功  ( ∩ ´ ∀ ` ) ∩ ワーイ こんな感じです。 Chat-GPT 4oと、どうやって対話していくかが重要。 慣れてくると対話の仕方がわかってくる。 対話していくと、コードの意図がわかってくる。 更に詳しい質問をすることで、自分の理解が深まる。 いかがでしょうか?是非、 ITクラブでChat-GPTを学んでみませんか ??

DXが難しいと思う事業でもチャレンジする価値あり(農業編)

こんにちは。ITクラブ講師の光井です。 ITクラブ Ver2.30 として、CANDLEでスタートし、もうすぐ1か月になろうとしています。この期間だけでも様々な出会いがあり、運営陣として感謝申し上げます。 さて、ITクラブでは「 IT技術を身近に、誰もが活用できる社会へ。」をテーマに、メンバーの皆さんの生活や趣味、仕事などで役立つノウハウを身に付けたり試してみる場として、マイペースに活動をしております。 「自分にはITは関係ないや」って感じているかもしれないですが、意外と知られていない、DX事例を紹介したいと思います。 今回は農業分野です。 <農業向け栽培管理支援システム「xarvio®(ザルビオ)フィールドマネージャー」> https://www.xarvio-japan.jp/ 出展:BASFデジタルファーミング社 実際の導入事例(山口県) を見てみてください。一見、ITに無頓着っぽい方が、ITを駆使して農業を実践されています。めちゃ、かっこよくないですか? 本システムは、 世界最大の化学メーカーであるドイツのBASF社 が開発したシステムで、衛星画像からAIが解析して、肥料の撒き方を教えてくれます。もちろん、BASF社農薬を優先的に販売していくためのシステムですので、ビジネスの意図は大きいです。 しかし、ザルビオに限らず、ITを道具として駆使すれば、自分のビジネスや生活が劇的に変化する可能性はあります。 ぜひ、 ITクラブで試してみませんか ??

Google Spreadsheetの関数でWebデータを自動取得

こんばんは。ITクラブ講師の光井です。 今夜は、オンライン開催にてChat-GPT 4oのワークショップを開催しました。その際に例として挙げたのが、Webデータの自動取得方法です。 自動取得は「Pythonコードを書かないといけないのでは?」「デスクトップフローで自動化ってハードル高いな?」って感じていらっしゃるかもしれませんが、 Google spreadsheetの関数を使って、簡単に取得できます 。 北九州市ホームページには、多くの統計データがあります。今回は、単純な農業に関するデータを取得しました。「Importhtml」という独自関数を使うだけです。 【例】=IMPORTHTML("https://www.city.kitakyushu.lg.jp/san-kei/file_0460.html", "table", 1) これを 左端のセルに入力するだけで、Webページの1番目のテーブルが自動取得されます 。もちろん、北九州市ホームページのデータが更新されれば、自動的にSpreadsheetのデータも更新されます。 いちいち、データを確認して、Spreadsheetデータを書き換えるという手間はなくなります。 これも、実はChat-GPTと会話して、簡単に構築できました。 次は、Excelデータとしてダウンロードしないといけないデータを、Google App Scriptを使って自動化をします。これは、JAVAというコードを書かないといけないのですが、Chat-GPTに書いてもらいます。その書き方と対話の仕方を、是非、ITクラブで体験してみてください。 【余談】ただ、無作為にデータを取得するのではなく、得た複数データを、自分の事業や研究に役立つための、多量変数データ解析は、順次実践していきます。これはプログラマーだけではなく、例えば、個人で営む町のスイーツショップなどでも活用できます。しかも、ほぼコストゼロです。

思わぬところに情報が落ちてる

こんばんは。ITクラブ講師の光井です。 昨今は、デジタル化が加速度的に進んでおります。ITクラブでは、いろんな最新ITツールを試してみる場です。そんな中、意外なところに、思わぬ情報が落ちていたことがあり、紹介します。 先日、早稲田大学情報生産システム研究センターでの勉強会にて、私の師である 株式会社ヒューマンリソース・デベロップメント の清永社長より、添付冊子を頂戴しました。「北九州市での支援メニューが書いてあるから」とのことで、早速、読んでみました。補助金などの支援メニューのほかに、様々な情報が記載されておりました。最後のほうに、 「価格交渉ツール」 なるものの案内がありました。 埼玉県が作成した無料ツール で、Excel(マクロ)を使ったアプリです。 主要な原材料価格(1,420品目)の推移を示す資料を簡易に作成可能。 日本銀行の公表データ*に基づいており、正確性を担保。 どなたでもお使いいただけるよう表計算ソフトを使用。 民間で購入したら、高額なコンサルティング料を請求されそうな内容が、公的に無料で入手できました。 次回以後、このExcelファイルを使ってみて、どのように事業に活用できるか?いろいろといじってみます。 公的機関で無料で入手できるアプリなので、あとは自分がどう使いこなすか?がポイントになると思います。 実は、福岡県工業技術センターでも、無料ツールがあります。これはIT関連です。 このように、Chat-GPTなど生成AIが発達しておりますが、実は、ローカルにも情報はたくさん落ちており、拾っていく能力も大切です。 皆さんは、常に色んなところにアンテナを張っておくことも大切です。

【シリーズ】第四次産業革命 〜 GAIA-X〜

こんにちは。ITクラブ講師の光井です。 ITクラブ ver.2.30 は、6月1日にリアル開催場所を CANDLE に移し、キックオフします。ここから、皆さまとマイペースに活動していこうかと思いますので、ご興味あるかたは、お気軽にお越しください。 さて、すこし、世の中の動きを、ITクラブ目線で紹介させていただきます。 Fig. 蒸気機関 産業遺産として 九州工大戸畑キャンパスに当時の工作機械 が保存されています 第四次産業革命の初期、2010年後半では、ドイツ政府主導でのIndustrie4.0政策が進められ、①バリューチェーンの水平統合 ②製造システムのネットワーク化と垂直統合 ③End to end のエンジニアリングチェーンの統合 が最終ゴールであると報告されています。 ちょっとわかりにくいかもですが、ざっと言うと「製造システム全体をパッケージ化してブラックボックス化し、標準化で牛耳る。」(で合ってますかね、、)ことです。 近年は、新しい動きがあり、 GAIA-X という概念があります。こちらは、Industrie 4.0プラットフォーマーのアンチテーゼのような「自律分散型の企業間データ連携の仕組み」と 藤野先生が解説 されています。 GAIA-Xについては、今後、かみ砕いていこうかと思いますが、ざっと、 Youtubeサイトにてその光景 が見れます(もちろん、オープンで)。 Youtubeサイトを見てみると感じる事があると思います。「登録者数少なっ」「再生回数少なっ」「全然バズってないやん」。その通りです。でも、標準化やルールメイキングは、それらの要素は重要ではなく、議論した事実が大切です。つまり、 オープンに議論した結果、こうなりました 、という道筋です。 私たちの普段の生活でも、 色んなことが、いつの間にか決められ、ルールとなっている ことが多数あります。ITクラブでは、そのようなことに 「少しでも関心をもって、自分で調べる。」ことを大切にしております 。

手書きの効果

こんにちは。ITクラブ講師の光井です。 皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?私は、北九州から離れられず、仕事をしながら、家族との時間、ITクラブの事務作業、、、など、隙間時間をうまく活用しながら、過ごしております。 つい慌ただしいと、いろんなことに、追われてしまいがちですが、そんな時にこそ、 手書きをオススメします 。 Fig. 私が愛用している手帳。画像処理で伏せているところが多いですが、ニュアンスとして。 「ITクラブなのに手書き?時代に逆行してない??」と思われるかもしれませんが、人間が文字や紙を発明して4000年、書くことは脳にとても良い効果を与えます。 リンク: モレスキン社「科学によれば、書く量が多いほど、脳によい。」 私自身も、普段は様々なデジタルツールをほぼフル活用しています。Google Workspaceのカレンダー、メモ、スマートキャンパス等々。特にスケジューリングは、Googleを中心に様々なアプリを連携させ、急な予定変更なども、迅速かつ確実に対応し、リマインドできる仕組みを構築しております(この方法に興味のあるかたは、 ITクラブに是非参加してみて ください)。 では、手帳を何に使っているか?というと、殆ど、 日記+思考整理+振り返り に使っております。私は能率手帳の Nolty No.2281 を使用しております。 スケジューリングのスペースは小さく、フリースペースがメインです。 ここに、1週間の出来事や思考、アイディアをまとめ、頭を整理します。 文字に起こすことも、図解することも出来ます。 仕事関係は黒色、プライベートなどは青色など、使い分け。 蛍光ペンなどを使って、視覚的にカラフルにする。 出展: Nolty手帳活用例 手帳については、社会人になって色々と試行錯誤をしながら、現在の運用に至ってます。きっともっと素敵な使い方があると思います。ITクラブでは、皆さまのアイディアもお待ちしております。 気軽にフラッと参加ください 。 P.S. 町の書店さんも、ぜひ、ITクラブに来てみてください。一緒にアプリケーションを考えて行きましょう。 そして能率手帳さま、案件いただけたら嬉しいです ww

日本のITは進んでいるのか?

 私の年代は、ITが成長するのを身近に見てきた世代です。 小学生のころには大人が ワープロ を使っており、それがパソコンに変わっていきました。 中学生になると ポケベル が PHS に移行していき、高校生の時には携帯電話(ガラケー)になり、大人になってスマホに変わりました。 インターネットも、高校生の時は電話回線を使った ISDN というものでした。 ウェブサイトが表示されるのにすごく時間がかかる程度しかスピードがなく、さらに使い放題ではなかったのでものすごく高額な請求がくる時がありましたが、大学生の時にADSLが普及し使い放題になりました。 今は光回線に変わり、映画も簡単に見ることができます。 以前の技術を知ってしまったがゆえに、我々から上の世代には弊害もあります。 「自分は今のままで十分」と考えてしまい、新しい技術や道具の導入が億劫になるのです。 これは大きな問題で、例えば企業の社長さんたちにも同じような考えになってしまう人がいます。 新しい事業や設備にお金をかけないといけないのに、企業のトップが「古いままで十分じゃない?」と考えてしまうと、話が進まなくなってしまいます。 もちろんすべての経営者がそうだというわけではありませんが。 一方で、東南アジアの国々を見てるとちょっと違います。 私は仕事で東南アジアに行くことが多いのですが、ここ10年ほどでびっくりするくらい変わっています。 その一つに東南アジアの経営者たちは「古いままで十分」という考え方が少ないからではないかと考えます。 日本と違い、東南アジアの国々で一般家庭に先に書いたような、ワープロ、ポケベル、ISDNなどが普及した時期はほぼありません。 国内の インフラ が整っていなかったので、近年いきなりスマホやタブレットが普及し始めました。 古い技術が普及していたタイミングがないので、「古いままで十分」という考え方がまだまだないのです。 というか古いものがあまり存在しないという言い方が正しいでしょう。 しかも、スマホやPCの技術は一般家庭レベルで必要な分としては頭打ちしています。 そうなると、ここ数年で取り入れたものは新しいものばかりなのです。 windows10 のサポート期限が2025年10月になってます。 日本ではwindows10以前のバージョンが入っているPCが60%を超えているそうです。 そ...

【シリーズ】第四次産業革命 〜 化学者目線 〜

こんばんわ。ITクラブ講師の光井です。 シリーズで第四次産業革命について、簡単に解説させていただく、第二弾です。前回化学者目線で書くといったのに、化学の話が出なかったと、同じ九工大化学系材料技術者の後輩からツッコミを受け、改めて、化学について考察します。 出展: 株式会社島津製作所 高速液体クロマトグラフ LC-2060D 化学、つまりChemicalと言われる分野では、液体・流体を扱います。自動車産業やハイテク機器とは違い、非常に制御が難しい分野で、「圧力、温度、送液のタイミングなどを、1℃、1Paだけ〇〇時間変更する」といった繊細な制御にて高度な構造をもつ製品ができます。 この分野は、日本企業が世界をリードしている ことは、意外と皆さんご存知ではないでしょうか?? 出展:株式会社RESONAC 記者会見より さて、私の普段の仕事の現場では、どんな影響があるのでしょうか?化学品の構造、性能などを品質保証するためには、生産工程及び出荷での検査があります。これは非常に重要なことであります。 日本国内にも 島津製作所 や 日立ハイテクサイエンス 、 日本電子 、小さくても フロンティアラボ のような技術に立脚した、世界で戦う国際企業が多数あります。実はここ10年くらい、このアーキテクチャが大きく変わりました。 昨今、製薬企業のデータ改ざん、不正問題が多発しました。そこで、導入されたのが Data Integrity という概念です。いつ、だれが、なにを、どのように、した。これを電子的に記録し、厚生労働省や所轄薬務課が監査するわけです。過去、紙の検査記録が主流でしたが、現在は基本的に禁止となっています。 なぜなら、そのデータがいつ印刷され、どのように取り扱われたのか?を証明できないのです。印刷物に日付時刻が印字されてるのでは?と思われるかと思いますか、その時刻が正しいとどうやって証明するのですか? これが現実です。この規制に対応するには、アメリカのメーカーのソフトウェアを購入するのが一番楽です。固有名称は割愛しますが、米国FDAを退官した官僚とメガファーマが手を組んで規制(ルールメイキング)したからです。 日本は?というと、もちろん、この規制に準ずることになりました(当たり前のように)。なので、昨今不正が多いのは、規制によってあぶり出されたことはプラスの側面です。マイナス...

道具としてのIT

こんばんわ。ITクラブ講師の光井です。 4月になり新年度となりました。ここでは、改めて「北九州ITクラブ」の趣旨について、簡単に解説させていただきます。 ITツールは日々の生活や仕事、遊びの「道具」として活用 ITやプログラミングと言えば、第一印象としては「難しい」「専門的」といった事が思い浮かびます。もちろん、GAFAのように高度な技術で創造されるアプリケーションなど、難しい専門的なことが多いです。 しかし、普段の生活を振り返ってみると、ITと言われるコトやモノは、ありとあらゆる場面で当たり前のように使ってます。スマホは言うまでもなく、現在ではAI家電、役所での手続きなど、ITに触れないことが無いと言っても過言ではありません。 みなさんが普段触れているIoTやITサービスの機能をフルで活用されてますか?実際はほとんどされてないと思います。 当クラブで主に使ってるGoogleのアプリケーション、Googleのアカウントを持ってない人はほとんどいないと言ってもいい状況です。iPhoneユーザーでもGoogleアカウントを持っている人が多いです。 「いや、持ってないよ。」と思われるかもしれませんが、Gmailを使用している時点で無料のGoogleアカウントを持っています。 無料で使用できるGoogleアプリケーション、実はとても幅広く、高度なシステムを開発しなければ、SOHOレベルのビジネスでは、Googleアプリケーションで解決できることは多々あります。 ビジネスに限らず、 「身近なITツールで、日々の生活、仕事、遊びに色どりや便利さを与える。」ことが、北九州ITクラブのテーマ でもあります。 なので、皆さん、ぜひ、 気軽にITクラブでいろんなことをチャレンジしてみてください 。 Google app sheet を使ってノーコードアプリを作成した例 自作アプリケーションも無料でできます。

【シリーズ】第四次産業革命 〜Industrie 4.0 ってなんだろう〜

こんにちは。ITクラブ講師の光井です。 今回から不定期ながら、シリーズ編を開始します。ちょっと専門的な話ですが、できるだけ噛み砕いて解説します。 出展:ドイツ  Plattform Industrie 4.0 さて、皆さま、第四次産業革命ってイメージ湧きますか?実はすごく身近な話です。産業革命については、 内閣府ホームページ に説明があります。2000年代に入り、世の中が急速に変化していることが現実に起きているのですが、皆さまの普段の生活からでは、割と当たり前のようになって気づかないことが多いと思います。 各論になると、私よりもっと詳しい方がたくさんいらっしゃいます。しかし、普段、化学技術者である私も、一見、無関係と思われますが、実はめちゃめちゃ影響をうけているのが現実です。 北九州市では初期の頃からの取り組みや情報共有会が開催されており、特に、 早稲田大学情報生産システム研究センター で、活発な議論が取り交わされておりました。 この分野で第一人者である、 野村総合研究所の藤野先生 (早稲田大学北九州キャンパスの特任教授)が多くの見解を提示されております。藤野先生の見解はとても参考になります。 産業革命は、世界的な潮流です。一見、国際協調で決められているようにイメージされますが、現実は国家間の標準化競争です。上記をよく見てください。 英語ではなく、ドイツ語のIndustrie と表記 されております。 この間には、アメリカ「Industrial internet」、中国「中国制造2025(製造ではなく制覇と表記されているところがポイント)」、日本「Connected Industiries」など標準化競争が繰り広げられていました。 Connected Industiriesは日本が主導した のですが、国民の皆さま、ほとんど知らずでした。国内だけでも、他に「Industrial value chain」など、複数の団体が設立されているのですが、結果として、他国の規格に準ずることになりました。 ここまで、ちょっと難しいのですが、身近な例で紹介すると、一昔前、Blueray(Sony)とHD DVD(東芝)を思い出してください。本件は 日本企業同士の競争 で、米国がSonyに着いたため、Bluerayが勝者となり、世界標準となりました。もう、HD DVDは殆どの方の記憶か...

英語は勉強した方がいいですよ

 こんにちは、ハヤカワです。 本日は英語を勉強した方がいい理由について、プログラミングを含むITの部分から説明します。 プログラミングは基本的に英語をベースとしているため、最先端の技術も英語圏の人々や企業によりどんどん進化していってます。 このブログでよく出てくるchat-GPTも同じ話で、英語で検索した方が精度が高いというデータがあるそうです。 下のグラフ上で赤で英語と日本語の精度を囲っており、英語は85.5%日本語は79.9%です。 私はchat-GPTを調べものに使っていると以前ブログに書きました。 特に外国の情報が欲しいのでよく使っております。 chat-GPTは言語ごとに学習をしていっているらしく、上記の精度の差は英語での情報が日本語の情報より多いというのが原因だそうです。 言語ごとの学習というのがミソで、英語での情報は英語圏の人たちの考え方が、日本語では日本語圏の人たちの考え方が反映されています。 例えば日本語だと終戦日は8月15日を答えますが、英語だと9月2日が出てきます。 また言語によるイメージの違いもとても面白く、以下は禅のイメージのホテルを画像生成してもらった結果を添付しました。 上は英語で下は日本語でchat-GPTに生成してもらった結果です。 日本人のイメージする禅はお寺や枯山水になりますが、海外ではzenという考え方が日本語の禅から変化してシンプルで華美でない様相として定着しているようです。 どちらが正しい、正しくないではなく、色々な意見を聞く時の情報収集手段としても多言語が多少使えると便利なのです。 もちろんコミュニケーションの手段として言語が使えることは言うまでもなく重要です。 それに加えて、ITの世界ではさらに情報収集がたくさんできるようになります。 学生のみなさん、英語は頑張って損はないですよ。