こんにちは。北九州地区では豪雨でしたが、皆さま無事でございますでしょうか?
「第四次産業革命」シリーズですが、今回は、ハノーバ・メッセについて考察します。
https://www.hannovermesse.de/en/
日本にいると「ハノーバ・メッセ??」と思われている方もいらっしゃいます。当然で、日本ではほぼ、報道されません。
○○メッセと言えば、おなじみ、幕張メッセ。音楽イベントなど、日本では大規模なイベントが開催される場所でイメージされていると思います。
ハノーバメッセとは、産業界の世界最大の見本市です。
早速、Chat-GPTにて要約させてみると、以下のTopicsがありました。
- 開催期間と場所: 2024年4月22日から26日まで、ハノーバーで開催され、世界中から130,000人以上の来場者が参加しました。
- パートナー国: 今年のパートナー国はノルウェーで、「グリーン産業転換の先駆者」というテーマで、持続可能なエネルギーソリューションを展示しました。
- 主要テーマ: AIと機械学習、カーボンニュートラル生産、エネルギー産業、産業4.0、そして水素と燃料電池が主要テーマとなっています。
- 出展企業: シーメンス、ボッシュ、デロイト、シュナイダーエレクトリック、マイクロソフトなど、4,000社以上の企業が出展しました。
- オープニングセレモニー: ドイツのオラフ・ショルツ首相とノルウェーのヨナス・ガール・ストーレ首相が開会式を行い、展示会の幕を開けました。
- スタートアップ支援: 300以上のスタートアップ企業が参加し、投資家や産業界とのネットワーキングが活発に行われました。
- 未来の働き方: 産業革命以来の急速な変化に対応するため、技術革新がどのように仕事環境を変えるかが議論されました。
- 持続可能な生産: グリーンパクト目標に向け、500以上の企業が水素と燃料電池の提案を行いました 。
- 国際的な交流: 150以上の国から300以上の経済・政治の代表団が参加し、技術革新と産業競争力の向上を目指した議論が行われました。
- 新技術のデモンストレーション: AIアルゴリズムのテストプラットフォーム、デジタル自動化、センサーソリューションなど、多様な技術が展示されました。
これらのポイントは、ハノーバメッセ2024がいかに多岐にわたるテーマと技術革新をカバーし、産業界にとって重要なイベントであるかを示しています。
一方で、日本経済に着目すると、日経株価は過去最高額を更新し、好調であるように見えます。その中で、実は、制御分野の日本トップ3企業(固有名称は避けますが、皆さまよくご存じの企業)が、ここ数年、売り上げおよび利益を、急激に下げ続けています。
これは極めて重要な問題であり、何が起きているか?というと、経済・産業の根幹である基本プラットフォームが、ほぼ抑えられてしまったとの現実があります。詳細は、今後、触れていきたいと思います。
2017年、野村総合研究所の藤野先生(早稲田大学情報生産システム研究科)が危惧されておりましがたが、遂に、現実になってきました。
出展:IoTと第四次産業革命 - 海外企業の動向と日本企業への示唆 -
株式会社野村総合研究所 藤野先生 2017年資料より抜粋
「仕組化」「標準化」「オープン化」 これが重要です。
なお、最新のITシステム開発における、主要OSは、Linux(リナックス)だそうです。
各個人でできる事は、もう少ないようです。この辺りは、本来、国家レベルでの政策が必要です。では、もうできる事は何もないか?というと、そうではなく、個人レベルでも、どうすればいいか?は、まだ色々とあります。
詳細はぜひ、ITクラブで!!
(続く)
コメント
コメントを投稿